習い事も高校も大学も2つ上の兄についていくように決めてきて、高校まではなんとかなったけど、大学は自分の力じゃ到底及ばなくて、いざ「自分用」の大学を考えてみたときに、自分が大学で何したいのか将来何したいのかわからなくなった。正直なところどうでもよくなった。兄がすごく優秀だったから、妹も優秀だね、って言われるのが当然で、誇らしくて、でも本当はプレッシャーで、「お兄さんは優秀なのに」って言われたことなんか一度もないけど、自分がそう思いたくなくて今まで追いかけ続けてきたんだって今さら気づいた。肩の荷が降りたって言えば聞こえはいいけど、本当に正直に言うと、自分の人生わりとどうでもいいやって思い始めてる。
志望してた大学は同じところじゃない。同じくらいの難易度で、私のやりたいことができて、住みたいところにある大学。だから兄のことは抜きにしても行きたかった。でも届かなかった。身の丈にあってないってどうしてもっと早く気づけなかったんだろう。
優秀な妹でありたかったなぁ。
だから私、やることなすこと全部中途半端だったんだ。自分用の人生をどうやって生きるか知らないまま18になってしまった。
いっそ優秀な兄と馬鹿な妹だったらよかったのに。