本当の美しい音に触れたとき、人間は息ができない。息をしたら、声が漏れてしまいそう。溺れてるような、風を顔面で受けてるような、息が詰まって。今は幸せだなあ。その音が生まれた場所にいなくても、いつだってどこでだって呼吸困難になれる。