去年みたお芝居で感じたことが、自分の今までの事をある意味では解決してくれて、ある意味では今まで以上に引っ掻き回されて。
それは「許すことと許されること」について。
人を許すとは一体どういうことなのだろう。人に許してもらうこととはどういうことなのだろう。
私は人を許せるのか、私は人に許してもらえているのだろうか。
簡単に許してもらおうなんて思ってはいけないし、簡単に許そうと頑張らなくてもいい。色んなことに思いを巡らせる。
私はたくさんの人を許せずにいる。それは私の心が狭いからなのか。ずっと悩んでいました。でもそれは果たしてそう簡単に許していいことなのか。いや簡単に許すべきではない。許すべきではない？か？「許すべきではない」ってまるで人を庇おうと偽善のように人に気持ちをなすりつけているだけなのではないか。まるで他人事ではないか。許すべきではない、ではなくて許したくないだけなのではないか。もうわからないや。
他人の言葉に振り回される今日。
僕は過去のことは、自分、他人ともに、過ぎたこととして許しています。これはもしかしたら、無意識のうちに、無かったことにして覆い隠してしまっているのかもしれない。許したのではなく、有耶無耶になっているだけかもしれない。
ただ、僕にとってそれらのことは、今は思い出すまでもない、小さなことであると思うようにしています。
これが本当に正しいことかはわかりません。許したくない気持ちは、そのまま持っておくべきなのかもしれません。無理に自分を納得させて、許そうとすると、場合によっては、逆に自分を苦しめてしまうようにも思います。