トーク履歴は、いつもいちばん上だった
会話が終わっても、いつも "かまって" ばっかり
話すのは好きだった
時間を忘れるくらい夢中になって
眠気をこらえながらトークし続けた
気がつくといつも時計の針は26:00
いつしかそんな君に惹かれていた、あの夏、
通話越しにこぼれた "好き" の2文字
幸せと不安が相交じる秋の夜長に告げられた
"友だちでいたい"
揺れた心に、揺れない決心。
今なんて必要なこと以外話さない
トーク履歴は、いつもいちばん下
見返しても見返しても
トーク履歴がいちばん上にある日なんて
狭いキャンバスに描いた小さな絵のようだ
自分の恋と重ねたからか、泣けてきます。