ガラスの向こう君の瞳 眺めて笑った いつの記憶か もう貴方は私が見えない もう私は貴方が見えない 私がいつも笑っていたのは 君のレンズの前だったから 雑木林風がひとつ吹いて 雑踏の中 散ってゆく 嗚呼 貴方へ 私へ もう届かないこの声を 涙流して紡ぐ どうか 泣かないで 貴方よ 弱い私の心を包んで 1人儚く笑う