もう地に足がついて飛べない 背中に生えていた羽は肩甲骨になってしまったのだと思う どんなに涙を堪えても霞んだ先しか見えないのなら それならいっそ泣いてくれ 誰かのためではなく君のためであるだけで、こんなにも頬が冷たい もう飛べない 全身の力が抜けて 魂もそのまま抜けてしまいそう 涙は尽きることがないから だからいっそ泣いてくれ 泣いてもいいと許してくれ