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心の栓を閉じる時

いつもいつも勉強に明け暮れる
シャーペンの鳴らす音が
うざったく聞こえるほどには
勉強してるつもりだ

なのに いつもいつも責めてくる
「もっとやれ!もっと!」
「俺たちの時は受験戦争でなぁ…」
いい加減黙れ。今は昔じゃないんだ。
そう言って塞いだ耳の先から聞こえる声
はしゃぐ同級生の騒音
走り回る後輩の足音
全てが雑音に聞こえてくるのだから嫌だ


図書館で勉強する昼休み
息抜きで本を読んでいる先から
鬼ごっこして騒ぐ後輩にイラついた
挨拶すれば鬼ごっこの罪も帳消しとばかりに元気に挨拶してくるのがうざくてスルーした。
そしたら案の定先生に言ってやがる。
何だよ、みんなしてさ、大人数が正義だっていつ決まったんだよ。
挨拶しなかったぐらいでキレるな。
子供かよ。

そう思う自分と
挨拶しなかったことを後悔する自分
自分でも驚くほど後輩を嘲りたくなった

ああ理性が効かない。それを察して予定が鳴る前に私の参考書は図書館は姿を消していた。

  • ちょっと鬱陶しいことがあったので
  • ポエムにしてみた
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