他人が見れるのは人のほんの一部分だけで、
その人にはきっと事情があって。
みんなそれぞれ事情があるのに。
なのにどうして、とか思えば
嫌いって言えなくなる
好きって言えなくなる
怖くなるんだ、
ああ、この人にも私の知らない面がある
もしかしたら私のこと嫌ってるかもしれない
好きになったとしても変わっちゃうかも
とか。
余計なこと考えずに、
好きなものは好き
嫌いなものは嫌い
って言えばいいんだろうけど。
私が笑うことで誰かが傷つくのかもしれない
そう思えばもう笑うのすら嫌になりそうだ。
どうしたらいいんだろう。
もっといいのは、きっとこんな詩を書くのをやめることなんだ。
私の言葉で誰かが傷つくなんて許せないし。
私の言葉で誰かを救えるなんて思えないし。
でもずっと書いてるのは、
放ちたい言葉が沢山あるから。
聞いてほしいことが沢山あるから。
あわよくば私のこと、私の言葉だけで好きになってほしいから。
結局自分だ、結局自分なんだけど、
それが誰かのためになればいいとか、もう、なんて言っても表せないくらい愚か