私の家は母と姉二人で母子家庭です。
父は私が小学校の頃にがんで亡くなりました。父が亡くなったのは元日で、私はそれ以来毎年年越しになると父が亡くなったのを思い出して家でいつも泣いていました。
母は私たち娘三人が不自由なく暮らせるよう今でも必死で働いてくれています。そのおかげで三人とも学校に通うことができて、末っ子の私も今行きたかった大学に通えています。
大学生になってから母は私が東京や他県でのライブに遠征してくれるのを許可してくれるようになりました。私もアルバイトなどをしながら自分の行きたいライブに行っています。去年の年末、the pillowsの年越しライブがあってとても行きたかったのですが抽選に落ちに落ちまくって、また今年も父のことを思い出してしまうのかなと思っていたんです。そんな時に母がこっそりそのライブのチケットに応募してくれていてチケットを取ってきてくれたんです。「いつも泣いてばっかりいる年越しじゃいつまでも悲しいままだから今年くらい笑って年を越しなさい」と母は言ってくれました。そのおかげで今年は久々に笑って新年を迎えることができました。実は母にはバンドが好きだという話をあまりしていなかったんですが、影からきっと気づいてくれていたのかなと思いました。娘たちから見えるところでも、見えない影からも私たちのことを応援してくれている母には感謝しかありません。母に感謝しつつ家事など自分のできる範囲で母の手伝いをしていこうと思います。
そうですね。
焦らず自分たちのペースで歩めるといいですね