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宝石を磨くように
ほうっと息をはきだして
瞬間を染める半透明のしろ
そのせつないきらめきが
ひどくきらいで、安心する
こんなにもさみしいのはきっと冬のせいだ

いとしいひとが会いたいひとになるとき
自分も世界のひとかけらであることを知る
となりにいてくれるひとの名前を
きょうも呼べないまま

差し伸べられている手は掴まない
凍えるひとりぼっちのふり
こんなにもきみが恋しいのは
きっと冬のせいだ

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