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The memorial weekend。その4。

その4。小平奈緒選手。
スピードスケートでここまで熱くなったのは初めてだった。思わず聴いてたラジオをすっぽかしてしまった。
ちょうど小平選手が走っているところを見た。自分よりふた回りも大きい外国の選手と渡り合っていた。カーブの外を周るとき、ここで抜かれてしまうんじゃないかと思っていた。負けてなんかなかった。ORの文字が出た時は驚いた。それと同時に、これはいけるとも思えた。
そして、そのまま表彰台へ登っていったときは感動した。
後から知ったのだが、次の選手が最終レースに集中できるよう、小平選手は歓喜にわく会場を落ち着かせもしたという。
銀メダルのイ・サンファ選手には「よくやったね」と声をかけたそう。以前からイ選手との交流は続いているそうで、抱き合った二人は本当に嬉しそうにお互いに喜びを分かち合っていた。その様子を見ているだけで嬉しかった。
小平選手は先月に同級生のスケート選手、住吉都さんを亡くしたこともあったそう。住吉さんの話をするとき、目に大粒の涙をたたえていたのが印象的だった。
ソチ五輪が思わしくなかったり、五輪直前で友人が亡くなったり。たくさん、嫌になるほど困難があってもそれらを乗り越えて獲った金メダルは、どれだけ嬉しかったのか。自分には想像もできない。ただ、金以上の価値があるメダルだったことは確かだと思う。
小平選手、金メダル、おめでとうございます。日本に感動と笑顔を、ありがとうございました。

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