0

たった一人の

僕ら、たった一人の当事者である
誰にも理解されずに、深い海のような存在である。
僕ら、誰もが詭弁な勇者である
簡単に曲がる泥道をただひたすらに歩むのみだ。


全て運次第だと開き直る者もあり
世界を変えるのは俺だと意気込む者もあり
きっと世界中がそんな複雑な脳の中でいいように変換されているよ。



だから君は好きに生きればいい。
便利な時代になったもんだぜ。
耳が痛けりゃイヤフォンで塞げ、手が暇なら楽器を持て。
ほらね、簡単に攻略しちまった。



僕ら、今、世界の目撃者である。
誰かに言うも、秘めるも、自分勝手な脳次第である。
僕ら、誰もが愚かな勇者である。
信じては裏切られて、それでもやめられないでいる。


四肢を投げ出して眠る者もあり
信念ひとつ抱え走り去る者もあり
きっと視界の隅まで覆い尽くされたガラクタ&デタラメが邪魔なだけさ。



だから僕も好きに生きよう。
楽な時代なんてある訳がねぇ。
目を塞ぎたけりゃ端末覗け、口が暇なら歌を歌え。
ほらね、簡単に躱しちまった。



許せ!だなんて通用しない。
頭痛が痛い?ってバカ言うな。
きっと世界中があまりに複雑な人の中でしっちゃかめっちゃか誤解を進めているよ。


だから僕らは好きに生きよう。
孤独な時代を生きよう、勇者。
耳が寒けりゃヘッドホンで塞げ、足が暇なら走り出せ。
こりゃ、面倒な人生になりそうだ。


だから今は好きに生きよう。
現実を信じなくっちゃね。
っつったって何を信じたらいいのやら、まずは選挙にでも行こうか。
これは、僕らが一人であって一人じゃない証明的なやつかもな。
勇者なら世界を決めなくちゃ。

レスを書き込む

この書き込みにレスをつけるにはログインが必要です。