この手のひらに星のように降ってきた幸せ 僕はこぼさないように両手で大事に守っていた だがそれもつかの間で一瞬にしてそれは水のように流れていった 手から零れ落ち地面へと消えていく 僕の手のひらから星は消えてしまった 手のひらに唯一残っていたのは一滴のしずく これは幸せなのかそれとも悲しみなのか 僕は叫んだ 声が枯れるのも恐れず すると流れ星のような一瞬の光を見た 手を開くとまた元通り 星と水どちらも僕の手の中にあったんだ