たった今、ぼくの手を離れた紙ヒコーキについてぼんやりと考えていた。 ぼくのものでなくなったことばが誰かのものになるまで、どれくらいの時間と空間を漂うのか 目を瞑って考えてみる。 0と1 0と1 1と0… いちばん人間臭いことばがすべて2で割り切れることにはまだ釈然としないけれど、中途半端にデジタルをつまみ食いして生きているよ。