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根性無しの旅

錆びた線路の上を歩く

風と音楽に身を任せ
僕はもっと遠くに行こう

午前中の日差し
いつもと違う建物の流れ

僕の気持ちは高鳴った

息もできない暮らしから
少しの間でも離れようとして
今日は学校をサボります

電話は済ませた

これでいいんだ
考えるのはやめよう

色褪せた自販機でソーダを買う

誰も知らない独り旅

ちりばめられた自由を拾う

もっと遠くに行きたくて
もしかしたらあの街に行きたくて
きっとあいつに会いたくて

そうさ僕は歩いて行く




「あばよ。」

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