そっと手をつつむような
ちいさなやさしさを
うずくまったまま欲しがって
気づくのが遅かったのは きっと
風が温かったからなのね、と
小石に傷ついた指先
触れる落ち葉の その色で
見たくないものばかりが見える
この視界を埋めつくせれば
きょうは風の音だけをきいて
深く 深く 眠れるのに
素敵な秋の色。
ただ秋めいた赤や黄色じゃなくて、とうめいな風の色、瞼越しの陽の色、小石の影の色、あったかい布団のなかの色。
溢れ出たその色で透明な涙を彩ったら、あしたが目覚める気配が、きっと。
シャアさんのレスはいつもいつもすてきで、思いもよらないしあわせをもらってます。