泪、なみだ、 流れて、ながれて、 溶けたのはぼくのかたち。 落ちていく、堕ちていく、 電子音に呑まれるように、シンセサイザのなかに このまま消えてしまえたなら、 きみはなんて云うのかな。 それが聞けないことだけが心残りで、 流した泪も瓶に詰めてしまえたなら。