微かに漏れ出る授業する先生の声に耳を傾けつつ
屋上で夜空を見上げる
この世のものとは思えぬ満天の空
空気が澄んで張り詰めた静寂
確かに屋上にいるけれど
このラジオを屋上で聴くと
どこか遠くへ行けるような気がする
それが未来の鍵を握るという事なのだろうか?
まだまだ子供で
夜の怖さなど分からないけれど
なんとなくそう感じる
そう思っていると何処か遠くへ行きたくなる
この空の向こうまで飛んで行くような
でも今はあの授業を聴いていたい
そう思ったりもするのだ。