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ひとりごとや携帯で話す声が気になってしまうのは脳が自分への語りかけとしてとらえてしまうからである。

「このあいだ久しぶりに実家に帰ったら。
 テーブルの上に猫くらいの大きさのいなり寿司があって。
 うわーでっかいいなり寿司と思って手を伸ばしたら猫で。
 しつけがなってないなぁと思って下ろそうとしたらびくともしなくて。
 しばらくしたら母親の叫び声がして。
 母親は猫に駆け寄ると、おじいちゃんと言いながら揺さぶり始めて。
 この光景をぼんやりと見ている自分は誰なのかなぁとよく考えたら自分はおばあちゃんだった」

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