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うたうたいの独り言

四月になって

桜をみて

思い出すことはいつも2つ。

初恋と1つの嘘。

僕にとって小さな僕の世界だった、

その人は、桜の散るそれよりも速く

僕の心をかけていった。

あなたについた、小さな嘘がいつまでも

心にわだかまりを残し、

小さな声で伝えた

僕の精一杯愛は、

桜の散るそれよりも遅く、

この世界に取り残された。

あなたの声と言葉は、今でも鼓膜を揺らし

あなたの色と表情は、今でも瞳を潤す。

それが、僕の一生分の…

片想いだ。

…なんて

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  • 片想い委員会
  • 晩春と25歳の歳末より。
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