四月になって
桜をみて
思い出すことはいつも2つ。
初恋と1つの嘘。
僕にとって小さな僕の世界だった、
その人は、桜の散るそれよりも速く
僕の心をかけていった。
あなたについた、小さな嘘がいつまでも
心にわだかまりを残し、
小さな声で伝えた
僕の精一杯愛は、
桜の散るそれよりも遅く、
この世界に取り残された。
あなたの声と言葉は、今でも鼓膜を揺らし
あなたの色と表情は、今でも瞳を潤す。
それが、僕の一生分の…
片想いだ。
…なんて