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記念日。

今日、小学校の卒業式から一ヶ月が経った。
だんだん、皆の顔が、頭の中から、
消え去っていく。
私を妹のように誰よりも優しくしてくれた、野球男子。いじっていじっていじりまくって、爽やかな笑顔を見せてくる、両思いだったサッカー男子。ダイオウフゾクムシが大好きで、メールアドレスにも、ダイオウフゾクムシ関連の言葉をいれてしまうくらい、天然な、オタク女子。
メール友達として、最高の仲間だった、読書好きの親友。

皆、皆、
私の最高の友達。
私の小学校ほど、平和なところは、なかったんじゃないかな?
お兄ちゃんみたいな男子のことは、今でも忘れられない。
頭ポンポンとかされて、一瞬ときめいたときもあったけど、なんか合わなくて…。
でも、いっつもニコニコしてて、優しくて、
私物よく取り上げられて、ウェーイとかやられて、「返せ~!」「やーだね笑」の繰り返し。
一回、その男子が私のこと好きとかいう噂たったけど、違う。
あの人は、私を、妹のように可愛がってくれた。
行く道行く道をとおせんぼされて、アイツの体を、全力で押し返したり、テストの点数をアイツが勝つと、いつも私に「ウェーイ!」とかわざと言ってきて、負ければ私を叩く。
よくわからない人だった。

でも、大縄の時、私を縄に入れるときに押してくれる人が、怠けてて、代わりにその男子が、「俺やる!」って押してくれたこと、それは、本当に優しくて嬉しくて…。
跳べれば、「おぉ!」「その調子!」「今の感覚わかった?」とか、私の身長に合わせて腰をかがめて話してくれた。ありがたかった。
それでも、私は、好きにはならなかった。
両思いの男子もいたし、その男子には別の好きな人がいた。だから、「兄妹」みたいな関係だったのだ、私達は。
ありがとう。
本当に、本当に、嬉しかったよ。
これからも、頑張ってね!
大好き。

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