涙でにじんだ、6年生の頃の、クラス写真に
映る、28人の皆。
笑顔で、クラス一モテる女の子のピース姿は、
超、超、超可愛い。
皆、皆、成長したね。
いつか、会いたいな…。
でも、会えない。
私のプライドが、許さない。
消え去っていった者は、そのまま、
姿を現さずに、静かに生きるのが、
一番だと、思っている自分がいるから。
だから、好きな男子がいる、火曜日、木曜日の24分の電車にも、母校にも、
旧宅にも、乗らず、行かず。
それが、私にとって、一番楽な方法なのだ。
いや、本当は、違う。
それが、私を一番苦しめている、方法なのかも、しれない…。