小さい頃に戻りたい。庭に出て遊んだ。
暖かな春の昼下がり。
風に揺れる小さな花々。
まるで世界に時計なんか無いように穏やかで。
家の前の道を20mほど進むと行き止まりで、田んぼが広がっていた。ずっと遠くに小さく街が見えて。空色の風がいつも吹いてた。
夏なんかは網戸にカエルが来たけれど笑
それも今となっては思い出。
夢のように美しく温かな風景。
だけどそれは夢じゃなく確かに現実だった。
田んぼが放置され荒れ地になった。
荒れ地を開拓して大きなショッピングモールができた。
行き止まりだった道は、遠くに見えてた街までつながる大きな路になった。
昼夜問わず車が行き交い、夜でも明かりが絶えなくなった。カエルは来なくなった。
新しい家がどんどん建ち、県外ナンバーも珍しくなくなった。
この約10年間で私の家の周りはガラッと変わりました。今は近くにショッピングモールがあって便利だし、一概に昔が良くて今が悪いなんて言えないけど、私の思い出の中の風景は美しいです。
昔が懐かしいというお話でした。
おやすみなさい!明日は授業参観!