消えたくてどうしようもなかった
でも
誰にも言えなかった
言ったら嫌われると思ったから
引かれると思ったから
言わないで
ノートに沢山書いたんだ
『なんで出来ないの』
『出来損ない』
『親に認められる訳ない』
ある日
そのノートは
1番見つかってはいけない人に見つかった
「なんで口で言わないの」
言ったら怒るくせに
「なんで自傷なんてするの」
何もわからないくせに
家には居場所が無くなっていた
両親が離婚した半年後
母は
「この前会ったあのお兄さんと付き合ってるの」
吐き気がした
なんで?
私は混乱した
小学5年生の夏だった
混乱したまま今の私が居る