呼び出し音を聴きながら
出るかなぁ、出るかなぁと
待っているとき
呼び出し音が途切れた。
「もしもし!◯◯だけど…」
勢い余って名乗ろうとしたのに…
その言葉が最後まで言われることは
…なかった。
僕の「もしもし」に応えたのは
無機質で
淡々とした
「おかけになった番号は現在使われて
おりません」
これで10回目。
どこかで
10000回ダメでも10001回目は…
なんて聞いたことあるけど、
僕はそんなに挑戦できない。
からもう。
これで
最後にするね。
この10回の間で言いたかったことは
「さようなら」
よりも
「ありがとう」
だったんだけどな。
テディちゃん!参加ありがとう。たぶん今日あたり書いてくれるんじゃないかって思ってました(笑)
諦める、と云うことは恰好いいけれど、ぼくなんかいつも諦めたつもりでいつまでも悶々としてしまいます。最後に交わした会話を少し変えて自分ひとりでやり直したつもりになってみたり…笑っちゃいますね(笑)
「ありがとう」と「ごめんね」を伝えたいのに届かない相手のことを、少し思い出してしまいました…