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黒と赤

王も姫もいないんだよ
信じられるのは自分だけだって
知ってた…いや嘘をついたんだ

赤いチェリーのように
甘く澄んだ香りと
黒いカカオのように
苦く渋い味わいを

求めていた
万華鏡のようにキラキラしていて
焦点の合わないスポットライト眩しくて
僕は赤くも黒い血液巡らせてる

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