炭酸飲料なんか大嫌いだった しゅわっとして、ただ甘いだけのあの味が でも君が美味しそうに 冷えたサイダーを飲むから 僕はそれに影響されて 君の隣で冷えたサイダーを 何でだろう 嫌いなはずなのに 初めてサイダーをおいしく感じた 君は相変わらず美味しそうにサイダーを飲む たぶん、僕は その横顔が 好きだった 嫌いなものをおいしく感じたのも、 きっとその相乗効果だろう そんなことなんて、君は気づかないだろう 僕は君に、 ひっそり惹かれていることに。