皆がリュックサックを背負っていた。 軽いリュック、重いリュック。 新品のリュック、使い古したリュック。 明るい色のリュック、暗い色のリュック。 楽しみそうな顔の人、浮かない顔の人。 けどみんな目が死んでない。 見てて気分が良かった。 「えらく大きいな、そのリュック。」 「食べ物とかゲーム機とか色々詰め込んだ!」 「・・・・・整理し直してこい。(苦笑)」