私の好きな人、すごい人でした。
有名なサッカーチームの一員。
何度も優勝経験のある、すごいチーム。
あんな人が、私のクラスにいたなんて…。
その人が、私に好意を持ってくれただなんて…。
信じられない。
クラスの中でも、すごく面白くて、優しくて、
あの人が休むと皆が「つまらなーい」っていう。
サッカーで、ストレス溜まってたかもしれないのに、なんで、あんなに、
優しくしてくれたのかな。
皆に、面白いこと、できたのかな。
確かに、あの人、少し違った。
皆とは、少し違った。
けど、でも、クラスの皆が大好きで、
誰もあの人の悪口なんて、言わない。
あの人は、あの人は…。
私、あの人が好きだ。
見失ったら、いけない気がする。
ずっと、追いかけていないと、
あの人を、見ていないと、
私自身が、いけない気がする。
もう一度言う。
「好きだ。」