大っ嫌いなテストの日
ふと解答用紙から顔をあげたとき
右隣から視線を感じて。
ちらっと視線をずらすと
そこには君がいて
目が合うと慌てたように逸らした。
目が合うだけで嬉しくて
くしゃみをするタイミングがあっただけで運命なんか感じちゃって。
話をしているとき、同じことを言ったときなんか胸のドキドキが止まらなくて。
僕には見せない顔で他の人と話してると
ヤキモチやいちゃって。
笑顔がかっこよくて。
ミルクティが大好きで…
でも
チャイムの音で
突っ伏してた重い体を持ち上げて見た
右隣には
君はいないんだよね