夜、明かりを消して眠る。
すると、たちまち黒い影が見えてきて、私に遊ぼうと声をかける。
明かりをつけられて眠れない。
でも、私にとっては、この秘密の時間が好きだ。
遊び疲れて布団にもぐる。「おやすみ」。
朝、明かりをつけて目覚める。
すると、たちまち日が差し込んできて、私に働けと声をかける。
部屋は静かすぎて起きれない。
でも、私にとっては、みんなと一緒の貴重な時間だ。
でも、眠たい。体が重い。動かない。頭が痛い。
でも、働かなきゃ。怒られる。いじめられる。みんなと違うと変だから。
でも、でも、でも、でも…
気づいたら、夜。
『今日も一緒に遊ぼう?』