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宿る光

ふと、考える
「能力」とはどこに宿り存在し得るのか
自身の心、頭、感情…五臓六腑にいたるまで
隅々探しても見付からない 見当たらない
一刻でも早くそれらを探しだしたいのに 納得させたいのだ 自分を 認めさせたいのだ 他者までをも
その時、ふと声がした
「苦しみを無下にするな。月明かりの中にある光から闇を産み出す苦しみを」
月は闇を照らすもの 闇に溶け込む月を見た私はハッとした
ひとつの風景として感じていたことを私は恥じる
闇が消え光が射し込む時は必ず訪れるはずなのだ
月明かりを犠牲にしながら
「能力」とは自身の外側にあると悟った
そして その力と共に見えない線で繋がっている
自分自身が
必ず光がその線を照らしてくれる
苦しみの中に宿る光が

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