パルスの海の裏側は君の孤独 ひび割れた櫂が擦る水面 まわりこんだ夜が鏡になって 不安を曝し込んだ 月明かり、街灯、蟲たちの死骸 いつだって汚れかけの光だけが闇に落ちる 憂鬱が少しずつ水かさを増し 遠くの場所で あなたが窒息する音を聞いた あの時君は凍えていた? わからない 今日の爽やかな風がもう すべての悲しみを嘘にしてしまった