あるところに、ショーンという男がいました。
ある日その男は、街で財布を拾いました。正義感の強いショーンは、交番へ届けようと思いました。すると男の前に、黒い服を着た悪魔と、裸の天使がやって来ました。
悪魔はショーンに言います。
「落とした奴が悪いんだ!焼き肉いこうぜ!ギャハハww」
天使もすかさずショーンに言います。
「そのお金で私に服を買ってください。」
ショーンは考えました。
(どちらに従うべきだ?いや、俺にはどちらなんて選べない!....そうだ!今天使に服を買ってあげても、この後に行く焼き肉の匂いがついてしまう!そうだ!先に焼き肉へ行って、それから服を買いに行こう!)
そうしてショーンは、美味しい焼き肉を食べた後、天使に上等な服を買ってあげました。
彼はもう、拾った財布のことなんて覚えていません。悪魔と天使、2人の願いを叶えてやれて、とても満足しました。