中学の時はめっちゃあったなぁ。代表的なのはチャック三本指。学校の指定ジャージが、前のファスナーが胸のあたりからついているタイプのジャージで、下から指三本分閉めなきゃいけなかったんです。二本でも四本でも駄目なんです。生活委員がチェックするんですけど、二回以上指摘されたら皆の前で名前を呼ばれ、その後呼び出しをくらって部活にいけなくなるんです。私は兄のおさがりを使っていて、チャックが勝手に下がっていくタイプだったので、五分ごととかにあげなきゃいけなくて、ほんとに困ってました。
あとやっぱり部活では色々ありましたね。テニス部だったんですけど最初にサーブを打ってそれが入らなかったらその日1日打てないとか。人助けをしてたり、あるいは他の先生に呼び出されて話をしていても、練習の始まる三十分前までに先生の携帯に連絡しないで遅刻をすれば、次の大会に一切出させてもらえないとか。部長副部長は部員の全責任を負うので、部員が何か問題を起こした時は部員の三倍の時間怒られるとか。
振り返ってみると規則でガチガチに縛られ、怒られていた記憶しかないです。今でも理不尽だったと思いますし。高校になってからは特にそういうのはないですね。でもその分自由になって全力でやることも減ったような気がします。どうにかしてこの理不尽な状況を打破しようと皆で一致団結する事がないので、いい意味でも悪い意味でも皆他人事です。その意味では今ではあの時の理不尽な規則も意味があったのかなと思ってます。