雨降る日、 大きな傘を開いて 水溜りを弾く、そんな君が向ける笑顔 それは僕だけが知る特権、のはずだった。 "私、結婚するの" ジューンブライド、か。 君には真っ白な花のブーケよりも むらさきの、 あの雨の日に咲く花が、 雨の日にしか見れない花が 似合うことを、 僕はつい考えてしまう。