冷たく降り注ぐ雨の中 一つの傘に入る二つの体。 子供と言うには大きくて 大人と言うにはまだ未熟。 肩は濡れどもそれで良い。 二人は赤いランプが灯る信号を前に 傘に激しく降る雨の中 とても静かに唇を累ねる。 それはまるでこの世が二人の世界のよう。 それは一人で信号待ちをする僕の隣。 青春しやがって。爆破しな。 エヘッ