熱く照らされたアスファルトの道の上。 地球の温暖化を冷まそうと降る雨。 傘を忘れた帰り道 ひとつふたつと頬を濡らし降る。 固めた髪の毛を溶かすかのよう毛先から 雫がぽたぽたと。 だから言ったでしょって駅のロータリー ビニルの傘を差し出す貴女。 雨は貴女以外の景色を全て消す。