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LOST MEMORIES~prologueⅠ~

太陽が輝き、窓から光がさす。少し開いたその窓からは柔らかい風が入り、カーテンを揺らした。
「お嬢様、旦那様がお呼びです。」
コンコンという軽いノックとともに、扉の向こう側から単調な声が聞こえる。
気分が乗らず、無視を決め込んだ。
「お嬢様、いらっしゃるのでしょう?お返事なさってください。」
暫しの沈黙。行ったかな、そう思っていると、
「パプリエール様!」
さすがに応えざるを得なかった。
「…います。今行くとお伝えして。」
「かしこまりました。」
小さい溜め息が聞こえる。溜め息をつきたいのは私なのに。そう呟いて、ベッドから起き上がる。ドレスを着たままで,なんて、またメイドに叱られちゃうわ。そんなことを考えながら、父の呼び出しを思うのだった。

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  • 主人公である彼女、パプリエールについて少し説明したいと思います。
    彼女はウィッチ、いわゆる魔女です。そして、その国の姫。つまり、パプリエールを呼んだ父は国王であるということです。

    本当はこれも入れようと思って書いていたのですが、なんだか繋ぎが上手くいかず、こういった形になってしまいました。力不足でした、頑張ります…!