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花火

「花火見に行こう」
その言葉を受け取った日から、俺は眠れぬ夜を過ごすことになった。
90%の期待と10%の不安。

貴女と花火が見られる。なんてロマンチックだろうか。期待に胸を膨らませる。

でも、俺たちも、花火みたいに一過性のものなのかもしれない。不安が頭をよぎる。


「来年も見に来よう」貴女はそう言ってくれるだろうか。
そしてまた、笑い合えるだろうか。
花火みたいに一過性じゃなく、花火大会みたいに、ずっと、続くものであって欲しい。

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