「花火見に行こう」
その言葉を受け取った日から、俺は眠れぬ夜を過ごすことになった。
90%の期待と10%の不安。
貴女と花火が見られる。なんてロマンチックだろうか。期待に胸を膨らませる。
でも、俺たちも、花火みたいに一過性のものなのかもしれない。不安が頭をよぎる。
「来年も見に来よう」貴女はそう言ってくれるだろうか。
そしてまた、笑い合えるだろうか。
花火みたいに一過性じゃなく、花火大会みたいに、ずっと、続くものであって欲しい。
瞬間、刹那は永遠になり得ますよね!
かつて中国人は、数百年にわたって国家的な大戦争を続けられるだけの火薬を使って花火大会を催したそうですが…笑