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LOST MEMORIES~prologueⅣ~

王は一旦切り、そして繋げる。
「パプリ、お前のすることは2つだ。1つ、人間界の視察。2つ、西洋妖怪との情報共有。」
ここまで不親切な説明が他にあるだろうか。
百歩譲って、イニシエーションは納得できよう。人間界があることも、認めざるを得ない。それでは、どうしてもっと詳しい説明をしてくれないのだろう。
何をもってイニシエーション終了なのか、どれくらいの間人間界にいなければならないのか、何の情報を共有するのか、情報とは何か、視察では何に焦点を当てるのか。
頭が痛い。
個人的なことを言うのなら、付き人とは誰か、あちらでの生活はどのようになるのか、こちらでの公務はどうするのかなど、挙げればキリがない。
そんなパプリエールの様子を見て、父は言う。
「人間界には付き人を1人行かせてある。ウィザードだ。その者に聞けばよい。詳しいこと、そして人間界での生活について、必要なことを教えてくれるはずだ。」
――何かを隠している。
咄嗟にそう思った。
自分では襤褸が出るから、優秀なその付き人とやらに説明を任せるのだろう。
パプリエールの中で、イニシエーションという存在を、聞いたことも見たこともないということが最大のひっかかりであった。人間界には元々興味があった。存在の有無に関わらず。そして、様々な文献もあさった。
そういえば、と思う。
「10年前の事と、何か関係があるのですか。」
明らかに顔色が変わった。

  • PSをお読みください。
  • うう、プロローグが長いのは相変わらず…
  • もう少しお付き合いください。
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  • PS;必要な設定を盛り込もうとして、もはや会話調になっているだけの設定説明のような。
    事件性はありませんが、もう少しお付き合いください。プロローグをすぎれば、人?も多く動かすつもりでいます。
    できるだけプロローグははやく終わらせようとして、ぽんぽんとあげておりますが…まだまだパプリエールの魅力を伝えるには短すぎますね。気長にお付き合いください。

  • お、なんか始まりそうなひとこと(^^)ニヤリ

    ここまでのパプリ、長編ドラえもん「のび太と夢幻三剣士」に出てきた(夢のなかの)お姫様となんとなくカブるなぁ…

  • シェアさん》
    ふふ、スタイリッシュとはとても言えない言い訳じみた言葉でかわされちゃいましたけどね(笑)
    やっとですね、話が動き出した感。私の中では既に完結まで思い描けているので、今しばらくなかなかたどり着かない真実をお待ち下さい。

    そのドラえもんのお姫さま、知りませんでした…そうなのですね。良い機会なので調べてみたいと思います。
    いつもレスありがとうございます、とても励みになります(о´∀`о)