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よるの

かえる
蛙が啼いて
蛙が啼いている田んぼ
蛙が啼いている田んぼのあいだ
蛙が啼いている田んぼのあいだに外灯

外灯
外灯がない
外灯がないほうの
外灯がないほうのみち
外灯がないほうの路を選んで
外灯がないほうの路を選んで気が

気が
気がついた
気がついたら知らない
気がついたら知らないまっくら
気がついたら知らない真っ暗な公園

公園
公園のぶらんこ
公園のぶらんこで揺れて
公園のぶらんこに揺れて
公園のぶらんこが揺れて
揺れて…


(ファンタジー、とはちょっと違うのかな)
(かえるのうたが…みたいなものが描きたくて)

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  • あいだはあいだなのに、みちが路に まっくらが真っ暗になって。かえるのうた、輪唱なのかと思いきや、最後にうたは増えなくて。

    シェアさんは私の話を、私が喜ぶような言葉で褒めてくださいますが(あえて選んでいるとは少しも思っておりません)、私にはこういった詩はかけません。

    追いつきたいけれど、裾を掴もうとするとするりとかわされてしまう、そんな存在です。話と詩ではジャンルは違いますが、文字を扱うこととして、いつも刺激をいただいています。

  • ピーター≫
    ほめ言葉も、詩のフレーズも、レスに書くありがとうも、なにかを読んだり見たり吸い込んだりして感じたことをぱらぱらと描いているので、日によってぜんぜん出来が違ったりして(笑)



    ぼくもずっと、後を追い続けているひとたちがいます。あのことばたちの色もかたちも、何ひとつはっきりとは思い出せないのに忘れられない匂いや手触りのこと…
    よかったら2015/10/27の「太陽と月、」と云う書き込みを読んでみて。

    実は最近、詩と云うかたちに囚われるのをやめようと思っていて、音楽家の坂本龍一さんは音大時代、隣の芸大の生徒とばかり遊んでいたそうですが、違ったジャンルから刺激を受けることって大切だし、気がついたら新体操も古武術も、内装屋も自動車評論家も同じことを云っていたりして、新しい世界が開けたりするのが面白くって。
    ちなみにこれはほんとに昨夜、散歩をしていて蛙の声に包まれながら、蛙が、かえるがないて、なんてぱたぱたぱたと出てきたものを書き留めて、帰ってから仕上げたものなんです。処々、区切りを変えてみたりことばを緩めてみたりしながら。ちゃんと丁寧に読んでくれて嬉しいけど、実はぼくにも二度と描ける気がしない(笑)

  • シャアさん、こんばんは。
    あまりものテディです。

    こちらこそ、いつもお返事ありがとうございます!!
    嬉しいと言っていただけて嬉しいです。

    私も実はシャアさんのお返事、すごい嬉いんです!!
    シャアさんらしいというのでしょうか。
    素敵な言葉がいっぱいで、読んでいて
    顔が緩んでしまっているような気がしています。(笑)


    少しずつ言葉が増えていくのは私にとって新しい発想で、初めて読んだときには
    なんだか不思議な感じがしました。
    何回か読んでると、言葉が増えるのと同じように何かが心にちょっとずつストンって落ちてくる感じがして…
    上手く言えないんですけどとても好きです!!
    ありがとうございました!!

  • すみません。私、謝らなければならないことがあります。
    私の勝手な先入観で、ずっとシェアさんだと思い、そうお呼びしてきました。気付いていてあえて指摘しなかったのだろうなと思いますが、本当にすみません。何年という時間があってよく気付かなかったなと、3年前の自分を殴りたい気持ちでいっぱいです。
    名前というのは、人によって捉え方が違いますから、どのように考えているかわからない私としては、申し訳なさが募るばかりです。
    ただ 私の中で、勝手ながらシェアさんという存在で確立させてしまいまして。これまで通りの優しさに甘えていいのであれば、そう呼ばせてください。もちろん、正しいラジオネームの方が良いというのであれば、そちらにすぐ直します。
    うう、反省しております…

  • 視覚的にも響きでも、感覚を貫くようなポエム。
    本当に好きです。素敵です。