『真似をしてください』だなんて、大丈夫かと不安な瑛瑠であったが、驚くほどみな同じ行動をするのだった。同じ場所へ集まり、イスを並べ 座る。その並べ方もまた、縦横揃い、見ものであった。
この国の式というものを、なんとなく理解した。どこも、ほとんど構造は変わらない。そして、集会で1番人気のないメインイベントも同様に。
相変わらずどこにも"偉い人"がいることに変わりはなく、彼らはお話をする。聴衆の興味の有無は関係ない。それが、有るべき姿であり、有るべき形なのだ。
学校のトップの話を健気にも聞いていた瑛瑠は、父が国民の前でする演説とは、覇気がまるで違うなと、そんなことを考えていた。
被ってなかったです、何度もすみません。
そのかわり、話数を間違えておりまして。
正しくは、ⅡⅩⅡですね。