長い長い集会とやらが終わる。
教室に戻るとまもなく先生がやって来て、朝と同内容を繰り返す。
「今日はこれで終わりだ。明日、自己紹介や委員等を決める。
今後についても、明日時間をとって話す。
授業は明日から。
以上。質問のある奴はいるか?」
相変わらず簡潔。どこよりもHR.が早いのでは、と思ってしまう。
はーい、と女の子が手を挙げる。
「先生も自己紹介は明日なんですかー?」
「全員が先生のことしってるわけじゃないと思いまーす。」
みんなくすくすと笑っている。
瑛瑠は、ざっと確認する。
今笑っている子達はほぼ省いていい。逆に、今不思議そうな顔をしていた人達は、高等部からの人に違いない。そして、その中に同種がいると思っていいだろう。
思わぬタイミングだった。