0

LOST MEMORIES ⅡⅩⅤ

声の主は鏑木先生。
「は、はい!」
手招きをしている。
手をかけた鞄を置き、先生のもとへ。一体何だろう。
「これ、家の人に。」
家の人に。渡せ、ということだろうか。
これ、といって渡されたのは封筒。
「わかりました。」
ありがとうございますと伝え戻ろうとすると、呼び止められた。
「慣れそうか?」
慣れそう、とは。
『慣れが早いですね。』
チャールズの声がよみがえる。

レスを書き込む

この書き込みにレスをつけるにはログインが必要です。