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LOST MEMORIES ⅣⅩⅥ

「チャールズ、あなたは教えてくれないの?」
今度は普通に聞く。
馳せていた想いから脱け出すチャールズ。
「やはり鎌をかけようとしていたんですね。
そこまで不安はなかっただなんて、ハニートラップもいいところですよ。」
そう言いながらも微笑んだ。
「いずれ時が来れば言わざるを得なくなるでしょう。しかし、今はまだ早いです。
お嬢さまがおっしゃる通り、これはただのイニシエーションではありません。」
チャールズは、ふっと微笑みを消した。

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