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LOST MEMORIES ⅣⅩⅧ

「サミットの存在をちらつかせて質問をかわすなんて、卑怯じゃない?」
「でないと、私の首がとびますからね。物理的に。」
少しとがった声で追及するが、チャールズは慣れたものだ。
「時が来れば言うと申し上げているじゃないですか。」
「本当にそんな時が来るの?」
冷めた目で見ると、
「来ない方が望ましいのですが。」
と、陰を落として言う。それがあまりにも思い詰めているようにも見えて、瑛瑠は次に続く言葉を失った。

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