卒業式の日、最後に、あの子が、
「バイバイ」って言ってくれたのが、
嬉しくも、悲しかった。
皆は笑顔だった。
私も笑顔でいなきゃって思って、
笑顔全開でいた。けど、
親友の顔は、どこかいつもと違くて、
あの子も、少し変わった表情だった。
泣いてた子だっていた。
なのに、なのに、私、バカだよな。
なんで、いつもと同じ顔で過ごしたんだよ。
お前は、バカか。
辛い…。
ずっと、永遠に皆との日々が過ごせると思ってた。
これが、当たり前だと思ってた。
でも、違った。
卒業したく、なかった。