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LOST MEMORIES ⅤⅩⅤ

瑛瑠はどうしたらいいのかわからなかった。
撫でられた頭に少し触れる。先のチャールズの表情が頭から離れない。
傷つけたのはどの言葉だろう。皮肉めいて放った言葉ばかりで、思い当たる節しかない。しかし、なぜ傷ついたのかに思い当たる節は全くない。
ひとり気まずくなり、切り出す。
「私、部屋に戻るね。」
できるだけ、明るい声を出すように努めたが、それができていたかはわからない。
「はい。お疲れ様でした。」
チャールズは至って普通だった。
部屋に戻るなりベッドに倒れこむ。しばらくはぼーっとしていた。
さっきのは何だったんだろう。
ちらつくサミットの存在と、自分の人間界送り。付き人には、一連のことが知らされているようであった。
任せると言われた視察。そもそもなぜ自分なのだろう。パプリエールは、王の一人娘である。唯一の継承者。もし何かあっては大問題である。
今までの護衛ありきの生活にうんざりもしていたが、こう急に自由になってしまうと、追放されたような寂しさや悲しさがある。たとえ、イニシエーションだとしても。
だからこそ、共有者をはやく見つけたかったのも事実で。チャールズはまだ考えなくていいと言ってはいたが、心の安定に、瑛瑠が欲しているのである。ただ、並外れたアンテナがないぶん、それが難しいだろうことも予想できているのだが。
唯一の心の拠り所であるチャールズとも、今は居にくい。あれでは、どこに地雷があるかわからない。
「やだ……」
思わず出たそれは、静かに部屋に吸い込まれた。

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  • なんだかんだ16歳だなぁ…可愛い(笑)


    え、ピエール…じゃなかったチャールズか。10違いってことは俺といっしょ!?(早生まれのため同級生は26)
    なに、そしたらちょうど曰わく付きの10年前に…え(笑)
    ヤバい、混乱してきた(笑)

    クールに見えてときどき人間的(って不適切?w)な温かみが覗くあたり、ピえ…チャールズも可愛いよ。
    (お嬢様、そんなに改まったことばを遣うんじゃありません、ってくしゃっと頭撫でてやる←セクハラ)

  • シェアさん》
    16歳、思春期、葛藤ド真中。まあ、人間界の話ですが(笑)
    比較的私は登場人物みんな大好きでいるようにしているので、瑛瑠ちゃんはひたすらかわいくて私は大好きです笑

    なぜピエール…?笑 わお、年齢的にいえばそうなりますね。曰く付きかー…もしかしたらもしかしてたかも??笑

    チャールズ氏も好きです。いとおしいです。笑
    (こ、子供扱いしないで!←瑛瑠が言われたんだか私に言われたんだかわからなかったのでどちらともとれるように笑 タメはまだ難しいですよー、ずっとこれでしたもん!笑)

  • みーちゃん》
    うん。かっこいい、かっこいいよ、ヴァンパイア。
    話自体は進まってるんだけどね、紙で。私がここに打つの遅いっていうのと、あんまりスパン短く載せると私の長文でここの掲示板埋め尽くされちゃうっていうのでなかなか進まないんだよね(笑)
    学校始まると今度はチャールズ出てこなくなるし笑

    昨日学校掲示板で聞いてみたら、新潟の子も知ってた!
    結構普通のゼリーだけどね(笑)