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LOST MEMORIES ⅥⅩⅥ

「……おはようございます。」
「おはよう。」
例のヴァンパイアと対峙。まさか今日も玄関で会うとは。せざるを得ない挨拶を交わす。そのあと先に口を開いたのはヴァンパイア。
「昨日の忠告、聞いていなかったのか?」
唐突だ。
ローファーを棚にいれる。
昨日の忠告とは。前の席に気を付けろというやつだろうか。
「お言葉ですが、それは言いがかりです。」
彼は少し目を丸くする。思っていなかった返答なのだろう。
「好い人でした。」
視線がきつくなる。これは、怒り だろうか。
「僕を誰だと思って言っている。さすがにわかっただろ?」
何のことだろう。いちいち主語がない。さすがに瑛瑠も顔をしかめる。
なぜ怒りの感情を持ったのかがわからない。
「瑛瑠さん、おはよう。……瑛瑠さん?」

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  • わくわく…こりゃあ面白いほうに拗れてきたぞ(性格が悪い)

    不親切すぎる彼にも、親切すぎる彼にもなにか裏があるんじゃないかと思って目が離せない(笑)
    いきなり直接対決よりじわじわと見え隠れして悩ませて欲しい気持ちと、ええい何者だ!って気になる気持ちと…
    ったく、腹立たしい(笑)

  • シェアさん》
    ふふふ。にやにやしちゃいますよね(笑)
    どっちもはやく本性出せよと言いたくなる笑
    まあ今回はヴァンパイア雲隠れですけどね。笑
    あ、やっと名前がでますよ。ヴァンパイアなんていう三人称とも言いがたい(もはや種族名)はとりあえずおしまいですね。

    あ、シェアさん。あなたの考察のおかげで惑わされてる子が出てきてます(笑)
    この場を借りてお伝えしますと、本編とシェアさんはまったくの無関係なのでどうか惑わされないでください。笑
    ただ、私は楽しんで毎回レスを読んでいるので、やめていただく必要は一切ございません(笑)